平成30年6月3日・・・松山共同高等職業訓練校に於いて
左官の技能検定インストラクター講習会が開催されました。
近年は、各種技能検定科目の実技に於いて、事前にこのように受検者対してに指導する方に、
作業手順(墨出し・塗付け)を統一した指導を行なってもらうための講習会と
予め受検者向けに講習会を開いて、
課題作成に於いて、手順や注意点、完成してからのチェック点を確認してもらってから、
練習に取り組んでもらうようになりました。内装仕上げ工事も同様です・・・
その県や地域、各組合によるやり方の違い・・・地域ギャップ
その指導者の年齢や世代、受験した時期による手順の違いをなくすため・・・世代間ギャップ
昨年は、全国左官組合連合会で全国統一の作業手順を統一出来るように・・・と
各1級、2級。3級毎にDVDが作成されました。
そのDVDを見ながら・・・また、映っていない手順や箇所も入念にチェックしながら、
真剣にインストラクターもその候補者も取り組んでいました。
貴重な日曜日、丸一日・・・本当に頭が下がります。
受検者は受検する年だけですが、教える方は毎年ですから本当に感謝の気持ちで一杯です。
技能検定(国家検定)は、流派があってはなりません・・・
教えてくれる指導者の方によって、解釈や手順に違いがあってはなりません・・・
無論、評価する検定員や補佐人となれば尚更です・・・技能検定は、技能評価ですから・・・
料理の世界・・・板前さんの評価は、やはり料理人がすべき・・・
グルメレポーターや評論家、研究家などなど?では、
包丁を使わない人が、包丁さばき・・・技量、腕、テクニックの評価は出来ません。
もちろん左官工の評価は、やはり左官技能士、マイスターの方に見てもらうのが公正!!!
建築専門の教授や設計やデザイン会社の社長さん、建設行政の有識者などなど?
鏝さばき・・・鏝を使えない人が、技量、腕、テクニックの評価が出来ないのは当たり前!
何時やっても・・・何処でやっても・・・何度やっても・・・同じ様に・・・
これからも、世界一と称される日本の建築系技能工の継続した教育と育成・確保が進む事を祈ります・・・
そして、その地道な努力とその作品(結果)が・・・公正に世の中に評価(ジャッジ)され、
技能工(職人さん)が大切にされ、処遇が受けれます世の中になれば・・・と