【建築日誌】お陰様で・・・上棟しました!
5月某日、松山市内で現在施工中の某マンションが無事に上棟しました!んっ?!上棟???
鉄筋コンクリート造りのマンションで・・・???
建設業以外の方にはピントこない?・・・と言う方もいらっしゃると思います。
一般に上棟と言うと・・・木造住宅ですと『 棟上げ(むねあげ) 』、
私の故郷では『 建前(たてまえ) 』が一般的です。
まだ故郷にいた頃、もちろん『 昭和の時代 』・・・もう半世紀前くらいになりますね!(苦笑)
早朝から大勢の大工さんが一堂に会し、一気に柱を立て、あっという間に床をつくり屋根をかけていく・・・
子供の頃、ワクワクしながら見ていました。棟木を吊り上げ取り付け、棟の上に幣(ぬき)を建てて弓矢を飾り、
当時、躍動感があると共に、儀式、神聖な感覚があったのを覚えています。
夕方には、その家の家族や親戚が屋根に登り・・・豪邸だと数十人?いや百人?が家を取り囲み・・・
地域の大勢でお祝い!・・・餅まきをしていたものです!(懐かしっ!)
我が家の三人の子供達・・・上の二人は親戚の家で餅まきをした事を今もしっかり覚えていますが・・・
平成生まれの末娘は経験がなく・・・何?それ!(笑) 神社の・・・節分の豆まき?餅まき???
確かに!昔のような盛大な餅まきはもう何年見てないなあ!(苦笑)
現在のビル建築、鉄筋コンクリート造(RC造)では、最上階のコンクリートの打上げ時・・・ひと区切り・・・
鉄骨造(S造)では、全ての鉄骨の組み上げが終了した時点を上棟と言います。
・・・残念ながら地域の人が集まってきて・・・『 餅まき 』はありません(涙)
今年も技能検定に向けて
3月1日に愛媛県知事より「技能検定の実施について」の公示がされ、
今年も濱﨑組の研修センターでは受験に向けて、左官研修生の講習が開始されております。
各受験級に分かれて松岡講師のもと、実技試験の課題に取り組んでいます。
試験内容は2級はそで壁の仕上げ 3級は床の仕上げです。
実技の練習だけでなく、馬鹿にできないのが学科の試験。左官の知識の習得も大切なのです。
単なる「合格」ではなく、「上位での成績での合格」を目指して
プレッシャーはあると思うけど…ファイト!!(S)
【建築日誌】やいた内科・内視鏡クリニック開業
やいた内科・内視鏡クリニック様が、令和元年5月15日開業・診療開始いたしました。
12日の内覧会には、一般の方から医療関係者まで沢山のご来場をいただき大盛況でした。
弊社建築部(元請部門)は、平成18年から医療福祉施設の新築工事に取り組み始めましたが、
これで医療福祉施設竣工物件は切りよく10棟目、年号が令和に変わり最初の物件となりました。
医療福祉施設は、住宅、事務所、倉庫とは違い独特の設備があり、
内科、外科、整形外科、歯科、診療所、デイサービスにグループホーム、訪問看護ステーション・・・
科によっても様々な特徴を持った難易度の高い建築物であります。
工場で同じモノを同じようにベルトコンベア式につくられていく製造業の製品とは違い、
建築はたとえ全く同じ設計であっても、土地が違い、建築物に関わる人が違えば、ひとつとして同じモノは出来ません。
施主の思い! 使用者の思い! 設計者の思い! 施工者の思い! がひとつになる事で、
全く違う!と思えるほどの違いが出てくるものです。