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左官仕上げとは、幅広い左官工事の中でも、主に職人さんが大小様々な鏝を使い分け、仕上げた塗り壁の事を指しますが、ここでは様々な左官仕上げを、材料や施工箇所にこだわらずご紹介します。

左官仕上げと言うと、土壁や漆喰塗りをはじめとした伝統の仕上げを想像される方が多いと思いますが、工法も変化し、それに合わせて左官材料も進化しました。左官仕上げは、デザインや独特の質感のみでなく、調湿性や防音効果などの機能性も期待できます。また、ヨーロッパから意匠性に富み、しかも薄くとも強靭で、シームレスな施工が可能な材料が多く入ってきたことで、様々な設計やデザイン、空間、インテリアに伝統工法にはなかった奥行きをもたらせる事が可能となりました。
壁の仕上げだけではなく、床も天井もテーブルもカウンターも階段も。家具や棚、花瓶などの什器にも施工が可能です。土壁から漆喰、珪藻土、樹脂系、鉱物系、金属系など多くの素材があり、風合いは全く異なります。壁一面であっても、左官仕上げをご検討されてはいかかでしょうか？